ピアノを習っている人には、絶対音感のある人が多いと言われています。
ピアノの鍵盤を鳴らして、絶対音感の訓練をした人が多いからです。
絶対音感は先天性・生まれつきの向き・不向きがあるとも言われています。
絶対音感あるある秘話を交えて、お話していきます。
ピアノの絶対音感は先天性・生まれつき!?
絶対音感は、ピアノで訓練しても、つきやすい人とつきにくい人がいるようです。
つけたくないのについてしまう人もいるとのこと。
生まれつき、向き・不向きはあるようですね。
絶対音感・ピアノでつきやすい人の例
幼稚園・保育園〜小学校3・4年生くらいの間に、絶対音感の訓練が行われます。
週1のピアノレッスン内、楽譜やリズム学習のソルフェージュと一緒に学びます。
先生がピアノの音を1つだけ鳴らします。
ピアノ先生
生徒
ピアノ先生
生徒
ピアノ先生
ピアノ先生でなくても、誰でも教えられるのでは、と思います。
絶対音感・ピアノでつきやすい人の例
上の訓練が得意なお子さんは、ピアノのレッスンもモリモリ進みます。
楽譜の玉とピアノ鍵盤の一致がすぐできるため、指ですぐに弾けるんです。
絶対音感が不得意のお子さんは、楽譜をよむこと、ピアノの練習をいやがるケースが多い気がします。
音符と音の1対1対応がわからないため、苦手感をもってしまうのでしょう。
では絶対音感のない人は、ピアノが下手になってしまうんでしょうか!?
絶対音感あるなし・ピアノあるある秘話
ピアノの上手い・下手と、絶対音感の有無は、一致しないケースが多々あります!
メロディーを魅力的に歌わせる・和音を生き生きとつないで演奏する能力は、絶対音感の有無とは無関係だからです。
絶対音感がわかる人の耳はこうなっています
ピアノ先生
生徒
測定器で測ると「440hz(ヘルツ)」の周波数の音を「ラ」と言いあてる能力が「絶対音感」です。
ピアノ先生
生徒
測定器で測ると、先ほどの2倍「880hz」の音を「ラ」と言い当てたことになります。
ピアノ先生
生徒
測定器で「740hz」の音を言い当てたことになります。
絶対音感のある人は、鳴っている音の周波数をつかみ、音名を言い当てる能力があるのです。
ひらがなの「あ」「か」などを視覚や聴覚で認識し、言い当てるのに近いですね。
周波数や音名がわかることと、ピアノが上手いかどうかは直接関係ない
絶対音感があると、ピアノでどの音を弾くべきか、1音ずつすぐにわかるので、重宝します。
絶対音感保持者は、楽譜を読むのが早く、ピアノの暗譜能力もあります。
もちろんこの能力は、ピアノを弾く上で有利になります。
しかしピアノを上手に弾くには、それ以外のたくさんの能力が必要です。
一部ですが
- 良い音色を出す耳、身体能力
- リズム感
- 曲、音に対する感受性、理解力
絶対音感があっても、音楽的才能に乏しければ、つまらない演奏しかできないこともあります。
絶対音感がなくても、他の音楽的能力をみがけば、ステキな演奏で人を感動されることは可能です。
まとめ
絶対音感について
・生まれつき、つきやすい人、つきにくい人はあります
・絶対音感がある人は、ピアノを挫折しにくいです
しかし絶対音感のある・なしで、ピアノの上手い・下手は決まりません。
絶対音感は、どの鍵盤(音名)とどの音(高さ)が一致するのか、当てられる能力です。
上手い演奏をするには、他の音楽的要素が必要となります。
年齢が上がってしまい、絶対音感の習得に間に合わなくてがっかりしている人もいるかもしれません。
多少不便はあるかもしれませんが、絶対音感がつかなくても、音楽生活や演奏を楽しむのは、じゅうぶん可能です。
音の高さのみでなく、音色、リズム感など、総合的な力をつけるとよいのではないでしょうか。