【クラシック】初心者が学ぶべき曲・おすすめ4選とは!?【ピアノ独学】

クラシックピアノをやってみたいけれど何の曲から始めたらいいかわからない人はいませんか!?

初心者がピアノ独学をする場合には、いきなり難しい部分が登場してこない曲がおすすめです。

この記事では独学ピアノ支援・ピアノ講師なんなんがクラシックピアノで初心者が学ぶべきおすすめ曲を紹介します。

*全音出版社の楽譜集「全音ピアノ名曲100選(初級編)」は他に40曲はいっていておトクです。

ピアノピース(1曲だけ)は本文中で紹介します。

レベル1.人形の夢と目覚め・オースチン

白鍵の調「ハ長調」で弾ける基本の曲です。

ゆっくりで1ページ、ミディアムテンポで1ページ、後半はアップテンポで2ページの構成になっています。

楽譜のドレミをネットで調べ、かなをふりながら片手ずつ練習していくとよいでしょう。

人形の夢と目覚めで学習できる内容をまとめます。

・3度重音で重なった音の処理が学べる

3小節目右手「ソーミー」の下にくっつく「ミードー」

1回目のミのあと2回目のミがすぐにやってきます。

1回目のミを早めに持ち上げてしまい、2回目のミに間に合わせると「同鍵盤」での打鍵に支障がでません。

上の「ソーミー」さえつながって聞こえれば、下の「ミ・ド」は切れてもかまわないのです。

3度重音でよく出る音処理なので、この曲でおぼえておきましょう。

・左手バス音の保持

ミディアムテンポの2ページ目に「左手バス音の保持」が出てきます。

バス音を短く切ってしまうと右手メロディとのバランスがとれなくなります。

左手バス音を長くのばしながら「チャチャチャ」ときざみの音を入れられる練習をしましょう。

バイエル練習曲によく出てくる伴奏パターンですが、この曲1曲の中から身につけることができます。

・音階の指かぶせが学べる

アップテンポになってからの最後に、大きな「下り音階」が右手にでてきます。

「みれどしらそ ふぁみれどしらそふぁ みそどしらそふぁみ れどしらそふぁみれど」と下っていきます。

わたしたちの手の構造上、ピアノ鍵盤の両端から中央に向かう音階の方が弾きやすいです。

1指(親指)まで弾いたら、中指(3指)または薬指(4指)を上におおうようにかぶせながら弾いていくんです。

3指、4指の下をくぐらせて進む「音階の運指」もありますが、かぶせの運指でコツをつかむことにより、くぐしの運指もやりやすくなるのではと思います。

レベル2-a.ウォータールーの戦い・アンダーソン

シャープ(#)が1つ、または2つついた調が学べる曲です。

拍子も4分の2拍子、4分の4拍子のほか「8分の6拍子」がそろっています。

動画のアップ演奏など見れば、楽譜や耳コピを合わせて独学でも十分可能な曲といえるでしょう。

この曲で学べるピアノ技術面をあげてみます。

・左手オクターブ奏、その準備練習ができる

左手伴奏、右メロディの曲で、左手に「オクターブ」の伴奏が出始める曲です。

冒頭の「ぼんぼん」(低いレ・高いレ)という8小節オクターブは、音が切れていてオクターブの「予備練習」に適しています。

ときどき同時にオクターブを押さえる場面がありますが、長めの音で押さえやすいため練習に適しています。

「ソレソ」と真ん中にも1音はいったオクターブ和音がでてきますが、同じ音を3回連打すればよいため移動もなく、オクターブ和音練習がラクにできる課題曲です。

・黒鍵をふくんだ音階で指かぶせ練習ができる

「人形の夢と目覚め」と同じく、右手に「下りの音階(スケール)」が登場します。

2ページ目最後の段「フランス軍の総退却」の場面ですね。

黒鍵がまざる音階のため、オール白鍵のときよりも高低差を利用して弾きやすくなります。

黒鍵の先をひき、白鍵はその近くをたどるように弾くとよいでしょう。

・足ペダルの導入

4ページ目ラスト4段に「足ペダル」を使うよう指示があります。

この曲の雰囲気では足ペダルなしでもじゅうぶん弾けるのですが、次曲「ベニスのゴンドラの歌」ではペダル必須です。

ウォータールーの戦いになれたころ足ペダルをつけると、次のベニスのゴンドラの歌にスムーズに入れるでしょう。

レベル2-b.ベニスのゴンドラの歌・メンデルスゾーン

ピアノ曲の難易度としては先の「ウォータールーの戦い」と同じレベルです。

J-pop、映画音楽などポピュラーピアノでは「足ペダル」の習得がもっとも欠かせません。

2ページと短い曲ですが、手指の動きに難所がない課題で「足ペダル」をクリアするのが望ましいです。

この課題「ベニスのゴンドラの歌」に足ペダルをつけて弾けるころには、ヤマハぷりんと楽譜「初級〜中級」レベルで好きなアーティストの曲が弾けるようになっているでしょう。

この曲で学べるピアノテクニックをまとめます。

・メロディ+伴奏の習得

・足ペダル(右ダンパーペダル)の習得

・ファ#から始まる調「嬰(えい)へ短調」の習得

レベル3.アルプスの夕ばえ・オースチン

クラシック独学ピアノで初心者を卒業したい人は「アルプスの夕ばえ」を目標にするとよいでしょう。

テンポはミディアムアップ、両手ともオクターブ奏がでてきます。

鍵盤の低音〜高音まで幅広くつかうため、クラシックピアノでの基本が身につきます。

曲の構成は次のとおりです。

・序奏

・テーマ

オクターブ和音奏がでてきます

・中間部1

上りアルペジオ(分散和音)です

黒鍵を利用して上手く指くぐしをしていきます

・テーマ

最初と同じ

・中間部2

下りアルペジオ(分散和音)です

右手が中間部1より弾きにくいです

根気よくさらい、片手で弾けるようになってから左手と合わせます

・コーダ

華やかさはありますがテーマが弾ければ問題なく演奏可能です。

「アルプスの夕ばえ」は小学校高学年〜中学生がピアノ発表会でよく演奏します。

この曲を卒業できたら、中級レベルの曲にも挑戦できると思いますよ。

まとめ:初心者おすすめ4選・クラシックピアノ独学

レベル1、レベル2-a、レベル2-b、レベル3と「3段階」「4曲」のおすすめ曲を紹介しました。

ピアノは独学では弾けないと一般にいわれていますが、youtube動画がみれてアマゾンで楽譜が買える時代、独学でもじゅうぶん学習可能です。

曲中にいきなり難しい指まわしが出てこない4曲を厳選いたしました。

1曲の作品を通して楽譜のよみ方はもちろん、指づかい、体のつかい方、音楽のきまり、たくさんのことが学べます。

「習うより慣れろ」ピアノにおいても当てはまります。

楽譜よみと耳コピを併用し、この4曲を基本のテクニックとして身につけておいてください。